入学試験は毎年のように変化しておりますが、学校が望んでいる子ども像、保護者像は変わっていないことを、保護者の皆様には再認識して頂きたいと思います。各私立小学校にはそれぞれ建学の精神、教育理念があります。(各学校の詳細は日本学習図書発行の『近畿圏 国立・私立小学校 進学のてびき』をご覧下さい)それを加味した上で合格基準を設けています。
実際の入学試験を受けるのはお子様ですが、お子様を通して、ご家庭の教育、保護者の人生観、躾など、保護者自身が問われています。特に近年、合否における保護者の割合が高くなっている現状があります。なぜ、保護者のウエートが高くなっているのか、どうして高くしなければならないのか、今一度、考えていただきたいと思います。
今の時期はお子様にとりましても、保護者にとりましても重要な時期となります。特にお子様は、幼稚園などクラス替えがあり、まだ新しいクラスに不安を抱いている方も多いと思います。もし、お子様が不安定な状態だと感じましたら、ペーパーを使用した家庭学習を無理に進めるのではなく、外に出て遊んだり、体験を通して知識を吸収する学習方法を主体にするなど、工夫をしてみて下さい。保護者の声掛け一つで、お子さまは変わることを忘れないで下さい。
お子様に対する声かけの方法や各問題に対する具体的な学習方法などは、テスト会場でお話しさせて頂きましたので、この場では割愛させて頂きます。
また、志望校を絞られる際、ご家庭の教育方針、お子様の性格、通学の負担、安全、学校の教育理念など、お子様の受験予定校を多角的に検討されることをお勧め致します。お子様の将来について考える、またとない機会でもありますので、保護者の皆様は、時間を掛け、じっくり話し合ってみて下さい。
テスト当日は、皆様の小学校受験に関する質問も受け付けておりますので、疑問等ございましたらご質問下さい。